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インドネシア西ジャワ州の各地方自治体と連携した 外国人材の育成および就労支援に関するお知らせ
ライク株式会社とインドネシア西ジャワ州の官房長官は、特定技能介護で就業するために必要な人材育成の取り組みについて協議を行い、取り組み開始に向けて具体的に動き出すことが決定いたしました。
■背景
インドネシアの第1次産業(農業・漁業・林業)は平均所得が低く、かつ失業率が高い産業です。インドネシアでは、労働政策について、若年層の就業機会の創出が課題となっており、多くの若者が海外での就職を希望しています。一方、日本では生産年齢人口の減少を補うために、外国人材を確保する取り組みを行ってきました。
両国の課題を解決すべく、保育・人材・介護の事業を展開するライクグループは、総人口が約5,000万人であるインドネシア西ジャワ州において同州の官房長官と面会しました。そして、州内にある各自治体と連携しながら、地域住民に対して特定技能介護で日本に就業するための教育プログラム提供に向けた協議をしてまいりました。今後は、各自治体と具体的なプログラムの内容や提供開始時期等を調整し、可能な限り早期にプログラムの提供を実現してまいります。
■今後の取り組み
今後予定している取り組みは以下の通りです。
・取り組みを開始する地方自治体の選定
西ジャワ州の総人口は約5,000万人となっており、18の県と9の市、合計で27の地方自治体で構成されております。各地方自治体とコミュニケーションを図り、各地方自治体や地域住民のニーズを把握し、今回の取り組みと親和性の高い地方自治体を選定してまいります。
・地域住民に対する募集と教育プログラムの提供
地方自治体主導で地域住民に対し、日本での就業を見据えた教育プログラム参加の公募を実施します。応募した地域住民が特定技能介護で働く適性があるかどうか判断するために、ライクの子会社であり介護施設を運営するライクケアにて、特定技能介護で勤務する現役介護士とオンラインなどで交流する場を設けます。これにより、日本の介護施設に就業した後のミスマッチを防ぎます。
・教育プログラム修了者に対して就業先を提供
インドネシア内で教育プログラムを終了した後に一定の基準を満たした人材をライクグループにて受け入れ、入社後も継続して日本語能力向上や介護資格取得のために必要な教育を行っていきます。長期に渡わたって日本で働き続けていただけるよう、仕事だけでなく生活全般の支援も行います。まずはライクケアでの受入からスタートしますが、取り組み継続の先には他社施設への紹介も行い、ライクグループのみならず日本における介護人材の確保を行います。
インドネシアにおける特定技能の高まりを教育・環境・経済面で支えるのみならず、第1次産業など失業率が多い地域において雇用創出を行うことでインドネシアの発展に貢献してまいります。
ライクグループでは20ヶ国以上、約300名の外国籍の方が働いています。外国人材の就労支援の取り組みを通して、今後は当社の事業拡大のみならず社会問題の解決および持続可能な社会の実現を目指します。