地方の人材不足に貢献 外国人就労支援サービスを山陰エリアに展開 ~受け入れ先の歓迎に涙を浮かべる特定技能外国人~

ライク株式会社のグループ子会社で、総合人材サービス事業を営むライクスタッフィング株式会社は、インドネシアより特定技能外国人2名の受け入れ支援を島根県にて実施し、外国人就労支援サービスを山陰エリアにて開始したことをお知らせいたします。

 

■少子高齢化社会、東京圏への人材流出、改善されない有効求人倍率
 人材不足に陥っている現代の日本において、「2025年問題」を目前に介護士不足が社会課題としてあげられています。なかでも東京圏が注目されがちですが地方に目を向けてみましょう。島根県の令和4年度4月時点での有効求人倍率は1.68倍です※1。有効求人倍率とは、求職者1名に対して何件の求人があるかを表す数値です。一般的に1を超えると人材不足とみなされます。島根県だけではありませんが、少子高齢化社会や東京圏への人材流出により地方での人口は減少し、人材不足は深刻化しています。また、島根県の介護関係職種の求人倍率を見ると平成30年8月時点で2.97となっており、より人材不足であることが分かります※2。

※1 参考:厚生労働省 島根労働局「島根の雇用情勢(令和4年4月分)」
※2 参考:第165回社会保障審議会介護給付費分科会「介護人材の処遇改善について」

■不安な気持ちを抱え来日、受け入れ先に歓迎され目に涙を浮かべた

 この度ライクスタッフィングが受け入れ支援を行ったのはインドネシアから来日した2名の特定技能外国人、シモンさん(写真左)とヨッダンさん(写真右)です。島根県の介護施設にて勤務を開始し、当社の外国人就労支援サービスにおいて初めての山陰エリア進出となりました。
 当社のフォロー担当者からの話によると、2人は受け入れ先の企業様にお会いするまで非常に緊張した様子でしたが、受け入れ先のあまりの歓迎ぶりに安堵し、目に涙を浮かべていたとのことでした。以前技能実習生として来日していたことがあるシモンさんは、また当時のような楽しい日本生活が送れるのかと喜び、ヨッダンさんは初来日だったため外国人を快く受け入れてくれるか心配だった気持ちが解消され浮かべた涙でした。再来日でも初来日でも不安な気持ちは一緒でした。これからシモンさんは母国にいる家族を支えるために、ヨッダンさんは初めての日本を島根で学び、それぞれ介護福祉士を目指します。
 今後も首都圏のみならず、地方の人材不足を解決できるよう当社の外国人就労支援サービスを展開してまいります。また、来日した特定技能外国人がただ日本で働くだけではなく、安心して働き日本での生活を楽しく過ごせるような支援を行います。

▲島根県、出雲大社に参拝する2人

▲島根県、出雲大社に参拝する2人